カテゴリー「妊娠中期」の記事

2009年7月15日 (水)

逆子の血筋?

うちの産院は28週から32週にかけて胎位確認というものが頻繁にあります。
通常、赤子の頭は下にありますが(これを頭位という)、時々足を下にしている場合があります。いわゆる「逆子(骨盤位)」です。
この逆子になっていないかどうかを確認するというのが胎位確認です。

通常、他の施設では逆子は運にまかせて、または逆子体操のみで自然に頭位になるのを待ち、逆子が治らない場合には帝王切開で出産、というのが一般的な流れですが、帝王切開を行わず、徹底的に下から自然に産むのをめざす方針のうちの産院では、逆子で妊娠後期を迎えないことになっているため、この時期、必要に応じ外回転術を施して胎児の頭を常に下にします。

外回転術とは、妊婦のお腹の上から施術者の手で赤ちゃんを回転させるもので、こういう施設はちまたにも少数ですが存在します。うちの産院がこの一般的な施設と違うところは、外回転術を行うその時期です。

通常は35週〜37週にかけて子宮収縮抑制剤を点滴しながら行い、この時期だとすでに赤ちゃんが大きくなっているので全員行うのは難しいため、症例を選んで実施、尚かつ入院で行うことが多いそうです。
なぜこの時期かというと、この施術のせいで胎盤が剥離するなどのリスクがあり、もしそうなった場合には帝王切開をしなければならないので、赤ちゃんが十分に育っているこの時期、となるそうです。

うちの産院が早くから頻繁な胎位確認と外回転術を始めるのは、こういうリスクを避けるために他なりません。子宮収縮剤を使わず、赤ちゃんが小さいため強い力を加える必要がないからです。

赤ちゃんが小さい、ということは
当然またもとの逆子に戻ることもあるということです。
実際、一度でも逆子になったことのある人は、妊娠満期でも再び逆子になることがあるそうです。ですが、逆子になった直後に発見できれば、週数や赤ちゃんの大きさに関わらず、外回転術は成功する、とのことです。
また、赤ちゃんが小さいうちから取り組む代わりに、約30%の妊婦さんにはこの施術を行うことになるそうです。施術と同時に経過観察、つまりはとても手間と時間がかかります。

逆子になった後すぐに発見できれば、というふうに書きましたが、28週までの検診で、妊婦はお腹を触って赤ちゃんの頭の位置がどこにあるのか自分で確認できるように教えられます。他にも、お腹のどこを蹴られるか、尿意、張りや痛み、お腹の形など、逆子のサインがどういったものか、気づけるよう指導してくれます。
こうして自ら逆子に戻ったと気づいた場合、すぐに産院と連絡を取り、胎位確認、適宜外回転術という日程にその特定の約1ヶ月間取り組みます。

こうして取り組んだ結果、
34週台で再び逆子に戻った症例が今まで1200例中3例。つまりは、27週以降、一度も逆子にならず34週を超えればまず逆子になる心配はない、ということです。

この結果、明日香医院での帝王切開率は2%未満です。
逆子のことだけでなく、その他にも下から産むために、産婦も先生もスタッフも全力で取り組む結果、一般的には20%と言われている数字と比べても、その差は歴然です。

ところで

私自身は産まれる時逆子でした。
しかも、帝王切開ではなく普通に下から産まれました。
その結果仮死状態となり、蘇生術を施して生き返り、今に至ります。
なぜ逆子なのに下から産んだのか?
別にうちの母親がそう強く望んだからではなく
単に産まれてくるまで分からなかった、
出てきてみたら足が見え
肩で引っかかり首が絞まって仮死産となったのです。
なにがどこまで遺伝するかは分かりませんが…
私のDNAは受け継いでもらってないことを祈りたい。

ちなみに27週3日の今日現在、
腹の子は逆子です。というか、横位です。

初産婦には珍しいそう。

余裕のあるお腹なのだそうで…どうりで出てるわけだ。

来週28週1日の時点で初回の胎位確認がありますが、
その時にまだ逆子だったら外回転術実施となり、
頻繁に産院に通うことになります。

注意事項:
「長期間の旅行や飛行機の搭乗は避けてください」…
(胎児が浮いて逆子になりやすいからという理由)

つまりは
ちょうど31週がお盆にかかる私の場合
実家にピューンと飛行機で帰って阿波踊りを見る!
なんていう計画はなし、ってことで間違いないですね?
いい子で頭が下なら、もしかしたら帰れるかも…
でもやっぱりこの時期飛行機はだめなのかも…

うーむ…

へいベイビー、どうする? ん?

写真)のんきに笑うベビ(26週4日)。検診が重なった予定日近い妊婦さんは、もう赤ちゃんの頭が骨盤に入り込んでて顔は見えない、とのこと…
笑ってる場合じゃない?
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2009年5月28日 (木)

当たり前の心理

満員でもない電車の優先席で、妊婦に席を譲れないサラリーマンの心理が知りたい。

都会ではマタニティーマークという便利なプチアイテムが出回っていて
ん?この人どっちだ?
っていう微妙な人も
そのキーホルダーを見れば妊婦だと見分けがつき、
車内放送はかかり、
子連れや妊婦、体の不自由な方のステッカーが貼られ
座席やつり革の色も違っている異空間な優先席。
ましてや腹の出た妊婦が目の前に立ち、
そんなに好条件が揃っているにも関わらず
座っていられるサラリーマンの心理を知りたい。

別に妊婦と言っても
みんながみんな座りたいと思ってるわけではない。
うちの産院のように
妊婦安静説なんて大嘘、という考えのもと
すこぶる体調のいい私などは
むしろ踵を浮かす勢いで立っていたかったりする。

なのだけど、
答を教えてもらった万人が点取れるテストで
え?間違えちゃった?
みたいな様子には首をかしげてしまった。

前にも。
超混みの電車で何席も離れた女性からトントンと呼ばれ、
「どうぞ、座ってください」
と声をかけてもらった時も、
私の目の前にはずらり若いサラリーマンが座っていた。
きっとその女性はしばらーく状況を見て
しびれを切らしたに違いない。
だって彼女の声はやや苛立っていたから(笑)。
あまりに満員で、その席まで移動不可だったし
すぐ降りるしで
お気持ちだけ、と遠慮したのだけど、
その後も「じゃあ私が」と言い出すリーマンはいなかった。

そんなことがあると
友達(一児の母)と一緒に電車に乗った時のことを思い出すのだけどね、
そん時も優先席で、私は座って
隣が空いてたから
「Mも座りなよ」と言ったら
「いーのいーの。ほんとに席譲ってほしい人ってなかなか自分で言えないからさ」
って言い、傍らで立ってた彼女を。
(優先席では)必要ない人は空いてるから座るんじゃなく
必要ないなら座らないっていう彼女の考え。
人一倍つわりがひどかった彼女だからこその美学なのだろう、
目から鱗だったわけですよ。

私、恥ずかしながら優先席で携帯を使ってて
「ペースメーカー入れてるから」とたしなめられた経験が二度ほどあるので
いつもは普通の席に座るのだけど、
満員電車の時は優先席に行くことが多いんです。
人それぞれとは思うのだけど、
比較的空間に余裕があるってのと、
万が一常識的な人がいたとして譲ってくれるとして、
普通席で席を譲るのって
あのギューギュー地獄じゃ至難の業だから
周りの人たちに迷惑かけないようにって思うのと、
何やねんせっかく座ってんのに、優先席行けよ
と、こう思う人もいるやろしとね。

で、乗り込んだ今日の電車。
あー出世しないねちみらは…
仕事ができなくても
そーゆー当たり前の事が
あったりまえーにできる。
頼むからそういう男前になってはくれないだろうか。
幾度となく職場でもこんな話を同僚と繰り返したものだけど、
やっぱはびこってるのね、そういうイケてない人らはと、
引き続き、せめてうちのオットにはお願いしようと、
赤子が男子なら特にこういう気付きに対応できる人にと、
朝の中央線に思うのでした。
嗚呼、お節介な欧米人が懐かしい。
何でもかんでもじゃよくないけど、
あの未知的空間での当たり前コミュニケーションができる人が増えれば
日本は変わると思う。

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