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2009年5月28日 (木)

お産の家

産む場所について少し。

私がお産でお世話になるのは「明日香医院」という産院です。
そこは女医さんがひとりと、助産師さんが数名、あとは家政スタッフさんが数名の小さな個人産院で、自然分娩と母乳育児に徹底的に取り組みサポートしてくれる方針のお産の家です。

そことの出会いはもともとは先生の著書「分娩台よ、さようなら―あたりまえに産んで、あたりまえに育てたい」だったと思うのですが、あまりに昔で、いつなのか、どのようになのかは思い出せません。まだ独身の頃に手に取り読む機会があったのですが、それはそれは衝撃的な出会いでした。

書名からして、妊娠した人が読むものだろう、と遠ざけてAmazonの買い物カゴに入れっぱなしにしてきたのですが、何やらとにかく気になって仕方がない。それである日思い立ってえい!と注文しました。もう約10年も前の話です。見つけてから購入するまでも何ヶ月か、何年か経っていたと思います。

それだけ思い切ってクリックしてやってきたその本は、ずっしりと重く、小さい字でびっしりと、1ページ2段式の読み応えのあるもので、合間に入っている写真は今まで見たいことないような、リアルなお産の現場をありのまま載せている、初見で充分な衝撃のある本でした。だけど不思議とあたたかい、というか、読み進めていくほどにストンと落ちる感覚がありました。それまで自分が思っていた”どうしてもそうじゃないとダメですか?”の疑問を、分かりやすく論理的に、そして潔く、”あたりまえ”について導いてくれる感覚がありました。それはお産という出来事を誠実に伝えるだけでなく、お産という切り口から、女性としてあたりまえの生き方、自分らしいあり方、命の大切さを思い知らせてくれる、力強く私の背中を押してくれる名著でした。とにかく、とても泣けました。

それ以来、いつか自分にも産むという縁があればこんな方に、こんなところにお世話になりたいと思うようになり、それから十年の月日が流れました。その間に私は変わらず仕事に遊びにと、忙しくも充実した日々を送っていました。そして今のオットと再会し、その約3年後に結婚、その更に3年後の今年、ありがたくも子を授かったのです。ちょうど1年半以上をかけて取り組んでいたコーポラティブハウスが完成し、入居して間もなくのことでした。あまりにタイミングのよい出来事だったので、本当にびっくりした(今でもしみじみそうだし)と同時に、頭の片隅に置いていた、”どうしてもそうやって産まないとダメですか?”の疑問を紐解く時が来た、と感じました。

続く


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